ECサイトをデザインするということを、改めて考えさせられるGUのWebデザイン
GU(ジーユー)
Webデザイン3つの良いとこ : 3 Good Point!
- カラフルさがたまらない!トーンを合わせたカラフル配色
- h2要素が面白い
- 各商品ページの背景はグレーに−ECサイトの意味を再認識
私はWebデザインのココを見た!
ユニクロの姉妹ブランド、「GU」のECサイトです。ECサイトをデザインするとは、商品をお客様へ見せるとは、どういったことなのか、とても作りこまれているWebデザインです。
そのトップページはカラフルで、観ていてとっても楽しいサイトです。…ですがその前に、GUは先日ロゴをリニューアルしたという話がちょっと話題になっていましたね。レビューの前にそちらを見てみましょう。
GUのロゴリニューアル、その意味とは
上図はリニューアルされたGUのロゴ画像。
このロゴには以下のような意味合いが含まれているそうです。
ファッションブランドとして、カワイイ・女性っぽいではなく、シャープさ・強さと、ポップさ・丸さが詰まったデザインが、おしゃれでちょっとやんちゃなユニクロの妹であるジーユーを表現している
ちなみに今までの既存のロゴはこちら↓
ふむー。新しいGUのロゴは、女性っぽさではなく、「ちょっとやんちゃな妹」を表現しているということ。
この配色は皆さんご存知、IKEAやTSUTAYAのものと同じ配色ですね。確かに既存のものと比べると、GUという文字が力強く、存在感が増しています。
それに比べると既存のGUロゴには、「強さ」という概念は感じられませんね。カワイイではなく、やんちゃな想いを込めているロゴ、みなさんにはどう映ったでしょうか。
カラフルさが素晴らしいGUのトーンを合わせた配色
では、そんな心機一転GUのWebデザインをレビューしていきましょう。
トップページのカラフルさは屈指のものです。上図はGUの背景のキャプチャ。多彩な色を使用しています。これはトーンを目が疲れないように合わせて、色と色の間に中間色を混ぜていることにより実現しています。よく見ると、左の緑とピンクの中間には、かすかな異なる色が、そして右の紫と水色の間には白が中間色となっています。
このように連続しない配色を行うと、目が疲れず色を受け入れられるんですね。
h2要素が面白い−間を分けたh2要素
このWebデザイン、h2要素が秀逸だと思いました。それぞれのコンテンツタイトルにはh2が指定されていますが、これが凄く良いですね。
まず、h2タイトルのみが独立しています。h2下は開いており、カラフルな背景が覗いていますよね。この「ちょっと合間がある」ことにより、コンテンツ自体に目がいくようになっています。
上図も同じくh2要素が独立しています。
一度、背景を断ち切ることによって、逆にコンテンツ自体を目立たせるデザイン手法は頂きです。
また、当ブログでも利用していますが、タイトル上にバーをつけることで存在感を強調している点も良いですよね。
商品ページでは背景はグレー|ECサイトの宿命とそのデザインの意味
他のページもカラフルなのかなーとか思っていたら、そんなことありませんでした。個別ページの背景はグレーとなっています。
確かに、ずっとあんなカラフルが続いていたら、商品が目立たなくなりますもんね。ECサイトという商品が主役のWebサイトでは、この考えは忘れてはいけないなと思いました。
Webデザインをしていると、どうしても自分の感性を主張したいときがあると思います。そういった時も、あくまでもこのサイトの主役は誰なのか?ということを意識してデザインすると良いんでしょうね。その点で言っても、このサイトは格好の良い例ですよね。
トップページではワクワクを強調してユーザーを各ページへ導く。そして商品ページでは、商品そのものに注目してもらう。
この流れを、Webデザインが作っています。
ちなみに、トップページ以外はユニクロのWebデザインと背景もグローバルメニューもほとんど同じものです。
ですがトップページでは、先ほどのロゴに込められた「ちょっとやんちゃな妹」というイメージを全体で表現しています。ブランドの差別化をWebデザインでも行なっているんですね。
んー!勉強になりました!
今日参考にさせて頂いたサイト
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